生食と加熱食の割合は6:4が理想

酵素研究第一人者の鶴見隆史氏は、生食と加熱食の割合は6対4が良いとしています。

 

生食だけではいけない理由としては、現代においては生野菜や果物の栄養価は農薬やビニールハウスなどの影響で下がっており、酵素も少なくなっているため、生の野菜や果物だけでは栄養学的に満たされず、免疫力もつかないからだとしています。

 

また、肉や魚、卵などの動物食にはアミノ酸やビタミンB12など、植物性の食品だけでは補いきれない栄養素が含まれていることも、理由のひとつに挙げています。

 

さらに、極端な食事設定をしてしまうと、そのことがストレスになり、病気や消化不良の原因を引き起こすことになりかねないとしています。

 

他にも、大根やしいたけなど加熱したり干したりしたほうが栄養価が高まる食材もあるため、加熱によって酵素の力が失われたとしても、生の野菜と併用することで、栄養面と消化面の両方を十分なものにすることが出来ると述べています。

 

それに加え、日本人は特に納豆や味噌、漬物や刺身など、加熱しない方法で食事を摂る文化を持っており、そのことが長寿を支えてきたと鶴見氏は述べています。そのような日本文化を大切にし、現代社会の食生活を見直すことは非常に大切だと考えられます。

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