酵素反応の種類

ここでは酵素反応の種類について述べています。

 

酵素反応の種類は、以下の6種類があるとされています。

 

  • 酸化還元反応・・・酸化還元酵素(オキシドレダクターゼ)
  • 転移反応・・・転移反応酵素(トランスフェラーゼ)
  • 加水分解反応・・・加水分解酵素(ヒドロラーゼ)
  • 除去付加反応・・・除去付加酵素(リアーゼ)
  • 異性化反応・・・異性化酵素(イソメラーゼ)
  • 合成反応・・・合成酵素(リガーゼ)

 

 

酸化還元反応

電子のやり取りが行なわれる反応。生体内の様々なエネルギーのやり取りの場面で行われることが多い。

 

転移反応

複数の原子のまとまり(官能基)が、他のものへとすげ替えられる反応。

 

加水分解反応

大きな分子を細切れにする反応。

 

異性化反応

ある化合物から異性体を作る反応。異性体とは化合物において、原子の種類と数が同じで、原子の配置が違うもの同士のこと。

 

合成反応

ATPのエネルギーを利用しつつ合成酵素によって自発的に起こらない反応を進める。